2月に仏教国といわれるタイに行ってまいりました。

2月に仏教国といわれるタイに行ってまいりました。

バンコクについて、2日目に今回の旅行の目的場所であるアユタヤに向かいました。

アユタヤでは世界遺産となっているアユタヤ遺跡を参拝しました。

まずワットヤイ・チャイ・モンコンという全長16メ−トルある涅槃仏が安置されている寺院に向かいました。

この寺院は観光だけでなく、タイの人々にとって崇敬を集めるとても大切な寺院であり、涅槃仏の隣にある寺院の中には高僧の剥製が安置されていました。

次に、向かったのは有名なワット・マハタートです。

ここには、菩提樹の中に仏顔がありました。

そこを訪れた後、顔のない仏像群を見ました。

ここは、アユタヤ王朝の時代にミャンマー(ビルマ)との戦争で寺院が破壊され、そのときに仏像も破壊されてしまったとのことです。

私は、この話を聞いたときに、日本で明治時代初頭に起きた廃仏毀釈と似通っているものがあることを感じました。

最後に行った遺跡は、ワット・プラシーサンペットというアユタヤ王朝の3人の歴代の王の墓のあるところでした。

そこには高い塔が三つあり、墓の大きさから、在世時の王の偉大さを感じたことでした。

初めて見たアユタヤ遺跡でしたが、そのどれもが歴史を感じさせるものでした。

また寺院にしても、国をあげて仏教が手厚く保護されていることがよく分かりました。

またアユタヤは日本人にとっても、戦国時代末期にこの地で活躍した山田長政や日本人町などを通して、深い関わりを思い起こさせる場所です。

今回の参拝を通して、ぜひとも御門徒の方々ともご一緒したい場所と感じたことでした。

そして、機会があればタイの僧侶の方々とも何らかの形で交流し、仏教をお互いに深く味わいたいと思わった意義深い今回の旅行でした。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。