ついつい眉間にしわを寄せていないでしょうか?
仏教に
「七つの布施(無財の七施)」
という教えがあります。
布施といえば普通、金銭的なもの、物品的なものを想像されませんか?
布施をしたくてもそうして財がなければできないものです。
ここでいわれる七つの布施は無財。
財がなくてもできる七つの布施ということです。
ちなみに布施とはその行為が純粋で見返りを求めないものとされています。
でも私たちの普段の有様は、何か見返りを求めてばかりではないでしょうか?
「してあげたのに、してやったのに」等など…
七つの無財の布施の中にやわらぐ、かお、よろこぶ、いろ、ほどこしと書いて
「和顔悦色施(わげんえつしきせ)」
という行いがあります。
仏説無量寿経には
「和顔愛語(わげんあいご)」
という言葉があります。人と会うときは穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で接しなさいと教えてくれます。
人とお付き合いする時に相手の顔色ばかり気になってしまい、人とのお付き合いが段々と窮屈なものになってしまうことがありませんか?
花を見て心が安らがない人はあまり居ないでしょう。
まず、自分が相手にとって花のような人になれるように心がけてみてはどうでしょうか?
お互いに花を見ている時のように和らいだ気持ちになれますよ。
昔から病を気からと言いますが、軽い病気なら治ってしまうほど大切なこころがけなのです。