今、新規に携帯電話を購入する人の大半はスマートフォン(以下スマホ)です。

今、新規に携帯電話を購入する人の大半はスマートフォン(以下スマホ)です。

また、機種変更をする場合も、従来のタイプを使っている人はほとんどスマホにするようです。

おそらく、今年中には従来タイプの携帯を持っている人とスマホを持っている人の数が同じくらいになると予想されています。

そこで、このサイトも従来の携帯電話対応から、スマホにも対応するようにしました。

「今でもスマホで見ている!」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、従来の携帯電話対応の場合、ページの容量が小さく、そのため画像を入れたり、太字等を使えなかったりするなどの制約がありました。

それをスマホ対応にしたことで、より見やすい画面を提供することが出来るようになりました。

さらに、スマホ対応にしたことに加え、ツイッターを用いてページ更新の告知も始めることにしました。

ところで、改めてスマホとは何かというと、一言で言えば

「ミニパソコンに電話機能がついている」

といったところでしょうか。

そのため、このスマホには従来の携帯電話にはなかった、けれどもパソコンには毎度おなじみのアップデートがあります。

ところが、アップデートすると何が起こるかわからないから、

「更新のお知らせ」

の案内があっても

「スルーしている……」

という人も少なくないようです。

その理由として

「スマホをアップデートしたら、動きが重くなった」

「一日に何度もフリーズするようになった…」

などの話を誰かに聞いたことがあるからではないでしょうか。

ここで知っておきたいのは、

「スマホのアップデートには2種類ある」

ということです。

一つめはOSのバージョンアップです。

これは

「メジャーバージョンアップ」

という言い方をされることもありますが、パソコンの

「Windows7」を

「Windows8」にするようなもので、基本ソフトの更新になります。

二つめは、ソフトウェア更新です。

パソコンで言えば

「ウィンドウズアップデート」みたいなものです。

どうやら、この2つを混同している人が意外に多いようです。

実は

「アップデートしたらスマホの動きが遅くなった…」

という事例は、ほとんどがこのOSのアップデートによるものです。

新しいOSは高機能な分、CPUやメモリに高い能力が要求されます。

Androidの場合、パソコンの世界で考えると、この2年ほどで10年分くらいの変化を遂げているそうです。

そのため、2年前に購入したスマホに、最新のAndroidOSを入れるというのは、例えば買ったときに

「Windows95」だったパソコンに

「WindowsXP」を載せるようなものです。

これでは、動きが遅くなるのも仕方がありません。

新しいOSが公開されると、端末ごとにメーカーとキャリアの検証が行われ、バージョンアップに対応するか否かが決定されます。

そこで、ユーザーにしてみれば、

「対応端末である以上、新しいOSも問題なく動くだろう」

と思いたいのですが、そう考えるのはきわめて早計です。

なぜなら、メーカーもキャリアも、出荷時状態の端末に新しいOSを乗せて検証しているだけなので、それぞれのユーザーが使い込んだ環境できちんと動作するかは未知数だからです。

ちなみに、AndroidOSは昨年の年明けにそれまで主流だった2.3から、現在主流の4.0で大きく変わりました。

「2.xはスマホ専用」、

「3.xはタブレット用」、

「4.xはそれらを融合したもの」

を意味しており、まったくの別物です。

小数点以下のバージョンアップにはさほど問題ないでしょうが、2.3を使い込んでいる人が、4.0にバージョンアップするのは、率直に言ってリスクが高いと考えられます。

新しいOSのメリットは、動作が早くなったりメモリ管理の効率がよくなったりする点ですが、端末自体の能力が低いと、残念ながらこれらの力は発揮されません。

さらに、公開されたばかりの新しいOSでは使えないアプリも少なくないようです。

それを十分に踏まえての上ならバージョンアップしてみても良いかもしれませんが、単に『新しいOSのほうがよさそうだから』という理由なら見合わせるのが良いようです。

AndroidOSは約1年半の間に2.1→2.2→2.3と3回もバージョンアップを繰り返したので、ユーザーにも“なるべく新しいものが欲しい”という意識が生まれてしまったのは仕方のないところですが、私たちはOSを使うためにスマホを使っているわけではありません。

そこを間違えないで、快適なスマホ生活を楽しむようにしたいものですね。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。