こどもたち

熊本・大分で大きな地震があり、被災された方がたの不安や心配は毎日耐えないことと思います。

私の住む地方でも余震が多く、私の勤める保育園では「携帯の地震お知らせアラームが鳴ったら、こどもたちを安全な場所に避難させる」となっています。

先日、こどもたちが、お昼御飯を食べているときに、地震お知らせのアラームが大きな音でなりました。

「手に持っているフォークをおいて、机の下に入って!」と、二歳のこどもたちを誘導しました。

不安そうな顔をして机の下に自らはいる子。

私にフォークをぶん取られ、机の下に入れられる子。

うぇぇーん。

うぇぇーん。

と泣き出す子。

せっかく、机の下に入ったのに頭をだしキョロキョロする子。

頭をだしキョロキョロする子は、私に確保され、無理矢理机の下へ。

「ぎょはんたべりゅー(ご飯食べる)ぎょはんたべりゅー」と泣きわめく。

力づくはしたくないけれど、命にはかえられない。

2年かそこいらしか生きていないこの子たち。

なんとかして、この子たちを守らなければ。

自分が不安な顔をしてはいけない。

「大丈夫だよ。怖くないよ。先生、一緒にいるからね。」

そんな言葉しか出てこない。

熊本や大分の方はどんなに、不安なことだろう。

心細いことだろう。

そう、思う毎日です。

1日でも早く、皆様が安心して笑える日々を願っています。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。