ボーズミーツフェス2018

2018年10月27日に、鹿児島別院にてボーズミーツフェス2018が開催されました。

今回で6回目の開催となり、来場者数も1000人以上となりました。

今回は縁日をテーマに子どもからお年寄りまで誰もがお寺に入ってきやすい雰囲気づくりを心掛けました。

主な催し物として、本堂内では赤ちゃんハイハイレース、ヨガ、落語、音楽ライブやマルシェを実施し、外ではお坊さんと触れ合える場としての坊主ブースの設置した他、子ども達の遊び場としてのキッズスペースを用意しました。

さらに、仏教婦人会の方々によるうどんの販売や外部の出店者による飲食物の販売が行われました。

フェス当日は風が強く、ブルーシート等の敷物がひっくり返るなど、ベストな天候とは言えませんでしたが、それでも多くの人に来場していただけたことは有難いことでした。

フェス当日、私はキッズスペース担当で、エア遊具やボールプールなどで終日子どもと一緒に遊んでおりました。

また、用意した綿菓子を無料で子どもたちに配ったりもしました。

どれも子ども達に人気があり、長く子ども達とふれあいの時間が取れたので、とても良かったです。

子どもたちの喜ぶ姿を見て、私も元気をもらいました。

先日、このフェスの反省会が行われました。

フェスの良かった点、悪かった点などを話し合い、次につなげていく重要なプロセスです。

課題としては大きく2つの項目が挙がりました。

1つ目は実行委員会の立ち上げの時期で、今回は2018年度に入ってから実行委員会が立ち上がりました。

このタイミングでは、企画内容の検討、広報活動が十分に行えないという意見がでました。

2つ目は、フェスの準備を始めるにあたって僧侶スタッフが不足しているということでした。

フェスに協力できる僧侶は毎年同じ人であるため、フェスに協力可能な僧侶スタッフを新たに探すことが急務であるという意見がでました。

他にも様々な意見が出ましたが、上記の2点は特に改善が必要とのことでした。

次回に向けて、上記2点を重点的に改善していく取り組みが必要だと感じました。

ボーズミーツフェスを開催するにあたっての大きな目的は「お寺にご縁のない人をお寺へ」ということです。

次の世代にお念仏の教えを伝えていくために、その入り口としてお寺に興味を持ってもらうことを目標としています。

どうやったら普段お寺にご縁のない方がお寺に来て頂けるのか。

受け身のままではなく、こちらから積極的に関わっていく努力を続けていくことが大切だと感じました。

私自身フェスを通して外部組織の方と協力させて頂く中で、私の気づかないお寺のもつ魅力や可能性の大きさを教えてもらったように思います。

ボーズミーツフェスをきっかけとして、色々な人にお寺に興味を持ってもらい、そこから繋がりを深めていくことが出来ればいいなと思いました。

6回目のフェスを終えて、鹿児島という場所でボーズミーツフェスが定着しつつあるのではないかと感じるところです。

フェスを続けていく上では予算や人員など、色々と超えていかなければならないハードルはありますが、一つ一つクリアしていき、次回の開催に向けて再び足並みをそろえて取り組んでいければと思うことでした。

【確認事項】このページは、鹿児島教区の若手僧侶が「日頃考えていることやご門徒の方々にお伝えしたいことを発表する場がほしい」との要望を受けて鹿児島教区懇談会が提供しているスペースです。したがって、掲載内容がそのまま鹿児島教区懇談会の総意ではないことを付記しておきます。