「心境」

一般に「心境」とは、その人の心の状態や気持ちを物語る言葉だと理解されています。

しかし元来

「心境」

とは、心の境のことで、心は認識主体としての精神及び作用のこと(内心)であり、境は心によって知覚思慮された対象・認識対象のこと(外境)のことです。

この両者は、別のことを意味しているのですが、その成り立ちからして切り離すことができないので、両者を含めて、その人が見ている世界のことを心境とか境地と言うようになりました。