「付属」とは「付属品」という言い方が示すように、主なるものについていることを指すのが一般的です。
「付属」は本来、仏教語で、
「嘱累(しょくるい)」
という難しい別表記もあります。
仏さまが教えを流布する使命を付与し、託されることをいいます。
また、師匠が弟子に仏法の奥義を伝授し、それを後世に伝えるよう託すことも付属というようになりました。
付属とは、おまけではなく、本体そのものが託され、与えられることで、主たるものと付属は本来一体でした。
そのような意味で付属こそが大切な中身を内包していたといえます。