小説「親鸞」について(予告)

平成24年1月16日は、浄土真宗の開祖親鸞聖人が亡くなられて750回大遠忌に当たります。

それに先立って、京都の西本願寺をはじめ、浄土真宗の別院・各寺院では、法要やいろいろな催しが営まれました。

また、作家の五木寛之さんは

「小説親鸞」

を新聞に連載され、それをまとめた本も出版されました。

今日、五木さんの作品は多くの人に愛読されていますが、当ホームページでは、昭和初期に書かれた吉川英治さんの

「親鸞」

を10月から月10回(1日・4日・7日・10日・13日・16日・19日・22日・25日・28日に更新)のペースで掲載して参ります。

今から70年以上も前に書かれた作品ではありますが、非常に面白く、かなり読みごたえのある作品です。

掲載にあたっては、原文の香気をそこなわないと思われる範囲で、漢字を仮名にひらいたりする一方、難解な漢字はなるべく原文通りに用いて、ルビをふりました。

初めて目にする漢字があったり、知っていても違う読み方がなされたりしているので、戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、読み進める内に

「漢字力」

もアップすることと思われます。

ただし、吉川さん独自の読みをされているので、そこは斟酌していただくことが必要です。

なお、作品中に、身体の障害や人権にかかわる差別的な表現も散見されますが、文学作品でもあり、かつ著者が故人でもありますので、作品発表時の表現のままにしましたこと、ご諒承ください。