浄土真宗のお勤めは、
「大衆唱和」
を基本としておりますので、僧侶もご門徒の皆さまも一緒に大きな声でお勤めすることは大変素晴らしいことであります。
勤行、お経を読むということは
「仏徳讃嘆」、すなわち仏さまのお徳を讃えるということであります。
そして自分自身もこのみ教えに出遇えたという喜びを実践として表現する姿でもあります。
ですので、何も僧侶だけがお勤めするのではなく、そこに集う一人ひとりが声に出し、みんなでお勤めすることが大切であります。
皆さんにも馴染みのお正信偈。
このお勤めは本願寺の第八代、蓮如上人が、真宗門徒の日常の勤行として、親鸞さまの『正信念仏偈』と『和讃六首』に念仏を加えて拝読することを定められました。
お寺での法要や行事の中には、その法要でのみ用いられる経典や作法など専門に学んでいないと読めないような難しいものもありますので、全てが一緒にとはなかなかまいりませんが、お正信偈を始め、讃仏偈、重誓偈など、
「日常勤行聖典」
(赤色の聖典)に載っている勤行は、どうぞ皆さんも大きな声でご一緒にお勤めいたしましょう。